山道を行く私
当然、私たちの進行速度も遅くなります。夜明けをむかえ、顔を出した太陽も徐々に高くなり、気温も上昇していきます。さすがに疲れてきた私たちに追い討ちをかける事態が起こります。
タイヤの空気漏れが徐々にひどくなっているのです。出発当初は30分に1度補充すれば大丈夫だった自転車の後輪、しかし今や10分に1度補充しなければ満足に走れないのです。そして状況はさらに悪化します。ついにタイヤの空気は入れたそばから音を立てて漏れるようになってしまったのです。もはやこれは完全なるパンクです。
それでも私たちは楽観していました。そして、もはや引き返すことも出来ない地点まで私たちは来てしまっていたのです。いずれ自転車屋が現れパンク修理ができるに違いない、そう思いながらガタガタ音を立て、必死の形相で自転車をこいで行きました。結局、目的地まで自転車屋は現れず、疲労困憊の私は川で満足に遊ぶこともなくぐっすりと河原で眠ってしまいました。
帰りは何とか自転車屋を見つけパンクを修理。無事に自宅まで帰ることが出来ましたが、とても過酷な自転車旅行となりました。